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東ブラ(1)

ダーリンは6つのキャンバス入り特大箱持参で東京駅に到着していた。

「宅配便で事前に送ってよ~」
「昨日夜まで描いていたんだよ」
「その前の日に仕上げるスケジュール組めばいいじゃん」

と、愛のつぶやき無しに二人でえっちら、おっちらと箱を運び始めた。夫婦の共同作業です、なんてジョークを飛ばす彼に、私はムッと眉間に皺を寄せる。

銀座のスルガ台画廊にとりあえず置かせてもらい、表参道へ。
ここは彼が浪人時代に頻繁に訪れた唯一東京で歩ける街らしい。向かったのは彼の好きな美術館、ワタリ美術館。そこでは好評なアロイーズ展が開かれていた。

アロイーズ展

アロイーズはスイス人女流画家。精神病を患い、リハビリを兼ねた絵画生活で才能を開花させた。
鉛筆、水彩絵の具、クレヨンを駆使し、男爵と恋する女性像を描く。

人の目が青いのが特徴で、目の輪郭はあるけど目玉がない。本当真青いのです。
新聞・雑誌で多く掲載されていたので、絵を見るとわかるかもしれませんね。

青年期に男爵に恋し、それから彼女は一生少女のように恋焦がれていたのかな。


洋書とだんな

ワタリ美術館を出ると、ダーリンはすたすたと洋書店へ。夢中で本を見始める傍ら、重い荷物を持つ私は次第に不機嫌に。(つづく)

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